レシピ本とハンドミキサー

ダンナが右ひざが痛いと言い出し、一昨日整形外科にかかりました。
診断結果は「軟骨のすり減り」。

ヒアルロン酸注射を打ってもらったのですが、今後も定期的に注射を打ちに通うことになりました。
加えて、お医者さんから体重を減らすよう言われたそうで。

とうとう2人揃って、ダイエットに本腰を入れることになりました。

早速ダンナからは、料理ちゃんと痩せられるもの出して!とゲキが。

そうか、いよいよこの時がーーー。

私にとっての、ダイエットレシピのバイブル

私が本棚の奥から引っ張り出してきた古い本がこちら。

ダイエット本

『別冊NHK きょうの料理 きれいになる 元気になる ヘルシーダイエットメニュー』。

装丁がすでに壊れています。
何せ、発行日は1995年2月16日。もう25年も前の本。

それでも捨てずにとっておいたのは、私にとってとても思い入れのある本だから。

私が1ヶ月で7kg痩せた時の立役者

以前、54kgまで太ってしまった私は、「絶対痩せる!」と一大決心しました。
確か、社内行事で撮った写真で、一番太って写っていたのがきっかけだったかと。

その頃、社内に淡い思いを寄せていた人もいて、夏になったらみんなで海に遊びに行こう、なんて話も出てました。

こんなんで水着姿になんかみっともなくてなれない!
恥ずかしい!!

とは言え、確かにぽっちゃりはしてるものの、極端に太っていたわけでもない。

いますぐ痩せたい!というよりは、確実に夏に向けて体重を落としたい、最終的に1年後40kg台になればいいな、くらい。

ただし、今後末長く続けるぞという静かな決意でスタート。

Start Up

当時は東京で一人暮らし中。
毎日負担なく作れる簡単なレシピの乗っていそうな本(先ほどの本)を一冊購入。
ananのダイエット特集を参考に、毎晩お風呂上がりに1時間かけてリンパマッサージ。

毎朝食べているパンはライ麦パンに変更し、お昼は会社近くのコンビニかほか弁だったのを、本のレシピ通りに作った手作り弁当を毎日持参。
加えて、慢性的に運動不足だった生活を改善すべく、最寄駅(東武線梅島駅)ではなく、3駅先のターミナル駅(北千住駅)まで自転車を飛ばして行くことにしました。
それによって、通勤時間はむしろ短縮されたし、途中千住大橋があって、坂道を朝晩行き来することによりかなりいい運動になりました。

リンパマッサージが一番大変でした。背中を除いてほぼ全身、指に力を入れてやるので、お風呂上がりだというのに汗だくになっちゃうし、途中疲れてきます。でも好きな香りの精油を選び、体にいいことしてるんだ〜って暗示にかけながらやり続けました。やってると、痛みがある部分もほぐれて気持ち良くなってきますしね。

そして、目標は1年後に痩せていることだったので、全然体重計には乗らず、痩せてるかも全く期待せず、淡々と継続してました。

すると1ヶ月近く経った頃、周りからやたら「すごく痩せたね」「足すごい細くなったじゃん」と声をかけられるように。
言われてみれば、制服のウエストがゆるくなったような…

家に帰って体重を測ってみると、驚いたことに47kgになってました。
1年後どころか、自覚なく1ヶ月で7kgの減量に成功していたのです。

久々実家に帰省した時、母に「ちょっと痩せすぎよ」と言われましたが、下着から服から、全て体にフィットする服に買い替えるのが快感♪
お金はかかるけど、おしゃれするのが俄然楽しくなりました。
もちろん、夏の会社内でのお出かけは、躊躇することなく水着を着て、みんなと写真におさまりましたよ。

買いなおしたくても売ってない(涙)

あれから幾年月。
再び太ってしまった私ですが、当時毎食お世話になっていたこのレシピ本は、私の中の信頼度はMAXのまま
使い込みすぎて装丁がバラバラになってしまっても、大事にとっておいたんです。
まだ使えるけど、じきに買いなおして保存版にしようかな、と思いながら。

しかし、ここにきていろいろ検索しても、もう販売されていないんですよね。
おおもとのNHK出版で検索しても、「該当するコンテンツが見つかりませんでした」と出る始末…。

Amazonで検索してもありません。
かろうじてメルカリや楽天市場ではありましたが、写真で見る限り装丁はほどけてないものの、きれいさは今持ってるものと変わらない様子。

ちなみに当時の定価は900円でした。本体874円って書いてある。
消費税3%の頃ですね!!!時代を感じる。

しかし、本って販売されなくなっちゃったりするから、買い直したい場合は早めに対処しないとダメですね〜
なので、ついでにその頃ananで参考にしたダイエット本は、かろうじて販売があったので取り寄せました。

中川比佐子の4カ月で10キロやせる! 〜an・anダイエット〜

確か、読んでたのはこれじゃなくて、週刊誌の方(だから捨てちゃった)。
でもまぁ、それに加え、もっとためになる情報が書いてあるだろうし、あの時買えばよかった〜!って、また後悔したくないですし。

簡単ヘルシーなダイエットレシピの数々!

レシピ本

さて、このレシピ本が売ってないのはとても残念ですが、こんなに簡単に作れるダイエットレシピを埋もれさせておくのは忍びないので、たくさんのレシピの中から一部ですがご紹介します。

とりあえず昨日私が作った帆立の照り焼きと、海藻サラダ、鶏ひき肉を使った肉みそのレシピを。

分量は全て1人分です。

帆立て貝のなべ照り焼き

<材料>
帆立て貝(むき身)…3個

<作り方>
ホタテ貝にしょうゆ、みりん各大さじ1/2をふり、10分ほどおきます。
フライパンにサラダ油大さじ1/4を入れ、先ほどのホタテを汁気をふいて入れ、両面を焼いて中まで火を通し、つけ汁を加えて味をからめます。

私は蒸しホタテを使います。
これなら、下味をつけてちょっと温めて、つけ汁をからめ焼きすればいいので簡単です。
貝柱でもおいしくできますが、レシピではひもや生殖巣(白やオレンジの、白子や卵)がついたものを使っています。

本では付け合わせににんじん、しめじ、ししとうをいためたものを添えています。
付け合わせを作る場合は、ホタテを焼く前に、これらの野菜を先にサラダ油大さじ1/4でいため、塩少々をふって取り出しておきましょう。
野菜を取り出したフライパンにサラダ油1/4を足してからホタテを焼きます。

豆腐と海藻のサラダ

<材料>
豆腐(木綿)…1/4丁
海藻ミックス(戻して)…20g
わかめ(戻して)…20g
サニーレタス…2〜3枚
酢・サラダ油…各小さじ1
※ごま油…小さじ1/2
※しょうゆ…大さじ1/2
※豆板醤…少々

<作り方>
①豆腐を食べやすい大きさに切ります。わかめは筋を除いてひと口大に、海藻ミックスは水につけて戻し、水けを切ります。
②サニーレタスを大きくちぎって器に盛り、※マークの材料を合わせたドレッシングをかけてできあがり。

肉みそ

<材料>
鶏ひき肉…10g
干ししいたけ(戻したもの)…1/4枚
にんじん…5g
赤みそ…小さじ1弱(5g)
しょうが汁…小さじ1/2
だし…大さじ2
片栗粉…小さじ1/2(水小さじ1で溶く)

<作り方>
小なべに赤みそ、しょうが汁、だしを合わせ、鶏ひき肉と細切りにしたしいたけ・にんじんを入れて混ぜながら煮ます。
肉に火が通ったら、水溶き片栗粉を加えてひと煮立ちさせて完成。
作った感じだと、煮詰める必要はないです。
味つけがしっかりめなので、ひき肉に火が通った段階でとろみをつけて大丈夫です。

つみれと菜の花の煮物

私は、その時のおなかのすき具合や冷蔵庫の中身に合わせ、付け合わせとかは多少アレンジします。

ダンナ用に、豆腐の肉みそがけを出したかったら、サラダから豆腐を除き、帆立の照り焼きに添える野菜は省いたり。

本には「肌をしっとり」「顔色を明るく」「吹き出物を治す」と3つの目的別に朝昼晩3食、1週間集中ダイエットメニューも載ってます。
そのうちの1食、パンや赤ワインも楽しめる夕食メニュー計5品をご紹介します。
と言っても作るのは2品です。

☆肌をみずみずしく!ビタミンA強化メニュー一例☆

豚肉のりんごロールソテー ブロッコリ添え

<材料>
豚もも薄切り肉…3枚(70g)
りんご…1/4個
ブロッコリー…1/4株

<作り方>
①りんごは、3等分のくし形切りにして芯を取ります。
②豚肉を広げて塩こしょう少々をふり、①を芯にして巻き、小麦粉小さじ1をまぶします。
③フライパンにバター大さじ1/2を熱したら、②の巻き終わりを下にして焼き始め、転がしながらりんごに火が通るまで焼きます。
最後に白ワインを加えてからめ、皿に盛りつけます。
④ブロッコリーは小房に分け、塩少々を加えた熱湯でゆで、③に添えます。
ゆでブロッコリーは、電子レンジを使えばさらに時短になりますね。

セロリのスープ煮

<材料>
セロリ…1/2本
水…1/2カップ
顆粒スープの素…小さじ1/3

<作り方>
セロリは筋を取り、大きく切って鍋に入れ、水、スープの素を加えてフタをします。
中火で柔らかくなるまで10〜15分煮たら、塩、こしょうで味を整えてできあがり。
材料を放り込んでおけばできるお手軽料理です。

フランスパン…40kg

チーズ…30g

赤ワイン…70cc

5品でトータル524kcalに抑えられます。

もう1食紹介しましょう。

☆吹き出物やニキビを治す。ビタミンB2強化メニュー一例☆

ゆで豚のねぎソース ゆでキャベツ添え

<材料>
豚もも薄切り肉…100g
キャベツ…80g
ねぎ…1/4本
しょうが…1/4かけ
※しょうゆ…大さじ1/2
※酒・酢・ごま油…各小さじ1
※砂糖…小さじ1/2
香菜…適宜(上に飾るだけなので、なくても可)

<作り方>
①熱湯に酒(適量)を加えて煮立て、豚肉を1枚ずつ広げて入れ、色が変わったら冷水に取って手早く冷まし、水けをふきます。
②キャベツは塩少々を加えた熱湯でゆでて、大きく切ります。
③ねぎ、しょうがはみじん切りにし、※の材料と混ぜ合わせます。
④器に②のゆでキャベツを敷いて①のゆで豚を盛り、③のねぎソースをかけて香菜を飾ります。
栄養的にはキャベツがいいのだと思いますが、ない時はレタスやもやしなど、他の野菜でも応用が利きます。

セロリのからしじょうゆ

<材料>
セロリ…1/2本
セロリの葉…1〜2枚
※しょうゆ…小さじ1/2
※酒…小さじ1
※溶きがらし…少々

<作り方>
①セロリはひと口大の乱切りにして塩少々をふり、葉はせん切りにします。
②※の材料を混ぜ、①をあえて完成。
あ、前のレシピとセロリがかぶりましたね。わざとじゃないです、たまたまです^^;

豆腐とわかめのスープ

<材料>
豆腐(絹ごし)…1/4丁
わかめ(戻して)…10g
糸みつば…適宜
顆粒スープの素…小さじ1/3
水…カップ2/3
塩・こしょう…各少々

<作り方>
①豆腐、戻したわかめはひと口大に切り、糸みつばは3cm長さに切ります。
②なべに水とスープの素を入れて煮立て、塩、こしょうで調味します。
豆腐を入れて再び煮たったら、みつばを加えて火を止めます。

ご飯…100g

以上4品でカロリーは489kcalです。

店頭の豚肉

本を眺めていると、肉なら豚もも肉がよく登場します。
脂肪が少なく、脂質の代謝に関係するビタミンB2が多く含まれているからですね。
脂質が少ない分、火を通した時かたくなってしまいがちなので、りんごなどの酵素を使って柔らかく食べる工夫をしてるんです。

りんごと豚肉?!って思うけど、意外と合うんですよね〜。

料理監修した人のほかの著書は?

私のお気に入りのレシピ本自体はもう販売されていないのですが、この料理の監修をされてる人が分かれば、似たような他の本が発売されているのでは、と思い至りました。

料理指導はお二人が担当されています。
柳沢 由子さん竹内 冨貴子さんです。

Amazonで調べたところ、お二人ともその時代に活躍されていた方なので、ムックか書籍で、電子化されてるものはないようですね…。

柳沢さんには3冊しか著書がなかったのですが、一方の竹内さんは80冊を超える著書がありました。
しかもレビュー評価の高いこと!
私が適当にピックアップして見たものは全て星5でした。

1400キロカロリーの献立 〜生活習慣病のメニュー〜

コレステロール値、体脂肪率を下げるおべんとうレシピ120品

ダイエット・バイブル 〜3週間で必ずやせる〜

さすがだ…。

ダイエットの基本が自然と学べる良書。古くても価値は変わらない!

本と花の鍵

確かに本は古いんですが、ダイエットの基本にのっとった、健康的でおいしく、しかも面倒な工程なく作れるレシピが満載の良書です。

こんないい本が、古いというだけで時代の波に飲まれてしまうなんてもったいない!

古かろうと新しかろうと、本の価値は中身。
古いからこそ、安く手に入れられるメリットもあります。
1冊お手元に置いてみてはいかがでしょうか。

ダイエットは、基本時間がかかります。早く確実に痩せたい、という方は、ライザップのこちらの記事をのぞいてみてください。