
ずっと前から飛騨高山に行きたがっていたダンナ。
特に雪の積もった、合掌造りの建物の幻想的な風景に憧れがあったようです。
ちょっと遠いし、寒いところはちょっとな…と躊躇していた私ですが、お出かけに最適な10月中頃、出かける機会を得ました。
ダンナも、違う季節に行ってみるのもアリか、と言うことで合意。
紅葉にはまだ早いかな?という懸念はありましたが、トップシーズンは混むでしょうし、標高の高いところであれば紅葉している箇所もあるかも…と思い直しました。
希望かなってますますせっかちモードなダンナに急かされ、朝6時過ぎ出発!
北八ヶ岳自然休養林・白駒の池
1日で飛騨高山を目指すには遠すぎるので、1泊目は松本に宿を取りました。
群馬から長野へ抜け、途中、八ヶ岳の北の白駒池というところへ寄り道。
メルヘン街道(国道299号線)沿いにある駐車場に車を留め、いざ池を目指して歩きます。

何気なく撮った写真ですが、とても神々しい光に包まれました。
なんだかいい旅行になりそうな予感がします(^^)

木道が敷かれ、整備されていますね。
とはいえ、森自体は原生林そのままの風情を色濃く残しています。
後で知りましたが、美しい苔の群生で知られているそうですね。


15〜20分くらい歩くと、ようやく池が見えて来ました。
おぉ、対岸はいい感じに紅葉してきていますね。
訪問したのは土曜日で、人は多めでしたがいいタイミングで来られました。
三脚など持参して、本格的に写真を撮っている人たちも、かなりの数いらっしゃいました。
特にこの日は天気もよく、雲ひとつない青空で絶好の撮影日和!
やはり日頃の行いがいいと違いますね〜。

池周辺を一周することもできます。
木道が全て敷かれているわけではなく、ところどころぬかるんでいたり、砂利や木道自体が滑りやすくなっているところがあったりと、足場の悪いところもありますので、やはり歩きやすい靴で出かけた方がいいと思います。
私も全く山登りの格好はしていませんでしたが、この旅行でたくさん歩くことを想定して履いてきたスニーカーが功を奏しました。

帰る道すがら、ふと見ると別のルートが。
どこへ繋がっているのかな…。
霧ケ峰高原をドライブ♬
諏訪湖を通る道すがら、霧ヶ峰高原を通りました。
そう、エアコンの名前にもなっていますよね。
眼下に広がる山々、どこまでも続く草原、その草原に影を映してゆっくりと流れていく雲…。
これが車で疾走しながら味わえるんですから最高です!
10月の抜けるような秋空がこの気持ちよさに花を添えてくれています。



霧ヶ峰高原はこの半年ほど前、初夏の頃に初めて訪れていました。
思わず、車の窓を全開にして走りたくなる気持ちよさが忘れられなくて(^^)
その時、感激しながら撮り続けた写真がこちら。




真ん中に見えているのは富士山です。


季節が違うと、山の色が違ってまた風情が変わりますね。
生きてて良かったと思わせてくれる絶景なので、天候のいい日にぜひ行ってみてくださいね。
諏訪湖散策
霧ヶ峰を過ぎ、県道40号線を通って街中へ出ると、日本酒で有名な「真澄」の酒蔵が本町の交差点の正面にありました。
後から確認すると、酒蔵だと思ったのは蔵元ショップで、本当に醸造しているところ(宮坂醸造さん)は交差点の右側手前だったようです。
今回はスルーしてしまいましたが、次回は立ち寄りたいですね。
交差点を右折して国道20号線を進むと、諏訪湖が道の向こうに見えて来ました。
湖沿いの道路に出てドライブしてみると、とてもよく整備されていて広々していた公園になっていたので、車を降りて軽く散策してみることにしました。


ポプラの木が絵になりますね…。
栃木県も山や湖はありますが、こちらの方が景色に解放感があるように感じます。
よくよく調べると、間欠泉や足湯、野外ステージ、ヨットハーバー、レジャーセンターや美術館など、いろんな施設が点在していたようですね。
間欠泉、せっかくだから見たかったな…。
有名な諏訪大社に足を伸ばしてもいいし、湖畔周辺で1日過ごせそうな充実ぶりですね。
夕暮れ迫る松本城へ
ちょこちょこ寄り道を繰り返しつつ、1泊目のお宿・東横イン松本駅前本町に到着。
チェックインを済ませ、夕食を食べるお店を探します。
松本と言えば馬肉が有名ですが、私、大好物なんです。
フロントにあるおすすめチラシの中から、居酒屋の新三よしさんをピックアップ。
とは言っても、予約の電話を入れるには時間が中途半端。
散歩しながら、タイミングを見計らって電話をしてみようと言う運びになりました。
せっかく松本に来たのですから、シンボルである松本城を目指しましょう!


交差点での何気ない一枚ですが、街灯や小さな時計台も風情がありますね。
街中なのに湧き水も飲めるし、長野県は奥深いなぁ。

松本城なら、大通りを通れば特に調べなくても表示が出てるよね、と気軽な感じで歩いてましたが、後付けで調べてみると本町通りから大名町通りを歩いていました。
そしてついに…!

やって来ました松本城!
ご覧の通り夕日もだいぶ傾いて来ました。
取り急ぎお城の勇姿を見に行きましょう。

お城に詳しい人間ではないですが、フォトジェニックな城ですね。
お堀とのバランスがよく、写真の収まりがいいように感じます。
西側に赤い橋があって、お城の黒とのコントラストが見事なので、別角度でも撮影してみました。

もっと違う時間帯に行けば、また違う表情を見せてくれそうですね。
夜もライトアップされてそうですし…。
出かけるのが遅かったので最初から諦めてましたが、16時半までなら中にも入れたようです。
ただ眺めただけですが、カッコよくて背筋をシャンとさせてくれる感じがしました。
また松本に行く機会があったら、もっと長い時間滞在して、天守にも登ってみたいですね。
そうそう、夕食の予約をしなければ!
馬肉料理の老舗 新三よし
私たちのお目当ては、10食限定の桜づくしコース。
しかし時すでに遅し、1食しか残っていないということでした…。
しかも予約が立て込んでいるので、今すぐ来てくれるなら席も用意できるとのこと。
やはり事前予約は必要ですね…。
それでも席は確保したし、1食は限定コースが注文できたし、かなり後手に回った割には上出来です(^^)
もう1人分はメニューを見つつ食べたいものを選ぶとしましょう。

こちらはコースメニューの1つ、馬刺し三種盛りです。
白いのは希少部位のたてがみとのこと。
少しコリコリしていて、脂の甘みと旨みがありつつもあっさりと食べられました。
赤身、霜降りの両方食べられるのもいいですね。
どちらも柔らかくて味わい深い!
栃木の隣県、福島の会津も馬肉が有名なので、馬肉好きが高じて時折道の駅に行っては購入します。
会津ではにんにく入りの辛味噌をつけて食べますが、こちらは生姜と味噌が添えてありますね。

さくら鍋のこのボリュームと言ったら!
コスパがすばらしい。

こちらはダンナの頼んださくら刺し6種盛りです。
かなり食べ散らかした感がありますが…。
料理が美味しいとお酒が進み、お酒が進むと写真を撮り忘れる私の悪いクセです。

こちらは串焼き2種。
他にもしぐれ煮や冷しゃぶサラダ、竜田揚げ、握りずし、デザートなどがあって、馬肉を実にバラエティー豊かに楽しめるメニューでした。
今メニュー検索すると、税別3900円。
今度は2人ともこのメニューを食べられるようにしっかり旅行前に予約したいと思います。
お酒のメニューなど写真におさめて来なかったのですが、そこそこ充実していたと思います。
美味しい肴を前に日本酒を2〜3種お代わりし、かなりいい気持ちになって、酔い覚ましに松本駅周辺を散策して帰りました。

2日目からは、いよいよ上高地と飛騨高山を目指します。