
栃木に戻って10年以上が経ちましたが、かつて私も東京で働き、一人暮らしを長いこと続けていました。
おかげで、時折都会の夜景が恋しくなります。
母も、やはり東京に出て仕事をしていた時期があり、私と同じ感覚に陥るようです。
でも実際に足が向くのは、東京のど真ん中ではなく、決まって横浜。
おしゃれでおいしいものが多くて、何度出かけても飽きない人気スポットですもんね。
また横浜に行きたいな、というところから発展して、ついに鎌倉まで足を伸ばしてみることに。
湘南新宿ラインに乗り換えると、横浜まで一直線。
以前は乗り継ぎの連続で、それだけで疲弊してしまいましたが、いろんな路線が繋がって便利になりましたね!
鎌倉・竹寺(報国寺)にて抹茶を一服
まずは鎌倉の観光からスタート。
11月なので、紅葉の綺麗なところがいいかな、と思いながら検索すると、竹寺と言うところが目に止まりました。
竹林と言えば京都が有名ですが、涼やかで情緒があっていいですよね。まだ行ったことがないので出かけてみることにしました。
横浜からJR横須賀線で鎌倉駅へ向かい、そこからバスに乗って竹寺へ。

竹寺は通称で、正確には報国寺です。
到着したのは10時半過ぎ、すでに結構な人が訪れていました。
拝観料200円と、竹林内にある庵でいただける抹茶代500円を合わせて支払います。今は料金改定されて、拝観料・抹茶代がそれぞれ100円上がったようですね。
お寺入り口を入ってすぐの階段を登り、まずはお寺を散策。
紅葉を愛でながら進むと庭園に出ました。


この庭園の奥にある、洞穴のような場所が気になりました…。
よく見ると、中に小さな仏塔?らしきものがたくさん鎮座していますね。
庭園を過ぎてさらに進みます。


やって来ました、ここが有名な竹林ですね。
風が通るたびに、竹の葉がサラサラ心地よい音を立てます。

竹葉のおしゃべりに耳を傾けながら、先を進むと…

お抹茶がいただける茶席に到着。
庵ではチケットを購入できないようです。
少し歩いて、お茶休憩するにはちょうど良いタイミング。
とは言え、やはりここもかなりの人、人、人。
さすが紅葉シーズンの鎌倉は人気がありますね。
辛抱強く待って、席が空くのを待ちます。
ちょうど、一番外に近い席が空きました。

横や後ろはがっちり人に囲まれてしまってますが、前を見れば涼やかな竹林。
せっかくなので、ここはゆったり心を落ち着かせて抹茶と、小さくて可愛らしい落雁でほっと一息つきます。
これは写真撮影用に2つ落雁を並べたので、私が欲張って母の落雁を取り上げた訳ではありません。
この落雁の下に敷いてある和紙もステキだったので、旅の記念に持ち帰りました。

竹林をゆっくり抜けて、再び竹寺の紅葉を楽しみます。
1本の木が緑、赤、黄に色づいていて綺麗だったので思わずパチリ。

緑鮮やかな苔も見事でした。
落葉があしらわれて絵になっていますね。
私が置いた訳ではなく、自然の芸術です。
さらに紅葉を求めて稲荷山浄妙寺へ
さて、竹寺を出ましたが、この付近でもう一箇所散策したいところ。
地図の読めない女2人組、大いに不安ですがグーグルの地図で次の観光地を調べてみます。
石碑や寺跡など史跡は数々あるようですが、そもそもの目的は鎌倉の紅葉なのを思い出し、小高い場所を目指しました。
結果、辿り着いたのが稲荷山 浄妙寺。
竹寺から出、バス通りを渡って坂を登った先にあります。拝観料は100円。

紅葉した木々が門の先に見えますね。
かなり期待できそうです(^^)



そして、今回のベストショットがこちら!
赤や黄色一色もステキですが、こんな風にそれぞれの色が補色し合っているときれいですよね。
来た甲斐がありました!
実はこちらにも抹茶がいただける茶室があったり、石窯ピザを提供するいい感じの洋館が建っていたりして、不勉強なまま紛れ込んだ割に大当たりの場所でした
(さらに後付けで調べたところ、なんと鎌倉五山第5位の寺格を持つ、由緒あるお寺でした。
スミマセンm(_ _)m)。
でも食事は鎌倉駅で取るつもりだったので、予想外に広く散歩しがいのあるお寺を後にしてバスへ乗り込みました。
願掛けは真剣に!銭洗弁財天へ
帰りのバスもすし詰め、駅に着く頃にはかなりの賑わいでした。
そしてお昼時。
小町通りは色んなお店がひしめき合っていて、何を食べたらいいのか迷います。
でもさっきの石窯ピザが頭にあって、結局タパス&タパスでスパゲティのセットを食べちゃいました。
おいしかったけど、せっかくだからさっき石窯ピザを食べてくればよかったのかも。
さあ、昼食のあとは腹ごなしに銭洗弁財天まで1kmほど歩きます。
洞窟?のようになった場所に入って、霊験あらたかな水でお金を洗うと、お金持ちになれるとのこと。
今回私は、千円札1枚を洗ってみました。
ティッシュでポンポンしても乾かないからお財布にはしまえないけど、まぁ何とかなるか。

見様見真似で、でも願をかけつつ真面目にお金を洗います。
ご利益あるといいな…。
何度眺めても飽きない!みなとみらいの夜の絶景
夕食は、せっかく横浜に来たのだから中華街へ出て食べようとも思ったのですが、桜木町駅に出ればたくさんお店があるだろうと歩き回り、結局駅ビルの中で適当に済ませてしまいました。
今考えると、野毛に出向けば良かったですね。
なんか今回、食事については後悔ばかりしてる気が…。
でも、あれだけ見たかった横浜の夜景が見られたからいいか。

雨でしたが、夜景を見に来たのですから、めげずに夜の街を散策しました。きれい。


観覧車のイルミネーション。1分後には…いつまでも眺めていられますね。

クリスマスの飾り付けもされ始め、ランドマークタワーにも大きなクリスマスツリーが。


どしゃ降りに近い雨でしたが、それでも夜景が眺められて大満足です。
さて、朝も早かったので、そろそろホテルへ戻って休みます。
旅の拠点 ブリーズベイホテル リゾート&スパ
さて、今日の宿泊先はブリーズベイホテル リゾート&スパ。
桜木町駅近くで、野毛にも激近な、利便性のいいホテルです。
ここには、ホテルの最上階でフレンチディナーが4千円から食べられるプランがあるのですが、私たちの泊まった日はたまたま結婚式の二次会で貸切となっていて、利用できませんでした。


今回利用したのはツインのお部屋。
料金の割に広々していて清潔です。
ユニットバスタイプのお風呂が備え付けになっていて、バスタブも縦に大きくて入りやすいですね。
さて翌朝、7時から最上階の朝食バイキングへ。
ビジネスホテルの感覚でこちらを利用していたのですが、立派なホテルバイキングでした。
料理の種類も豊富で、味も抜群!景色も最高!!
朝食がこれだけおいしいなら、夜のフレンチも大いに期待できますね。
横浜に来る時は、またぜひ利用したいと思います。

バイキングで一緒になった女性は、一人でカプセルホテルに宿泊していて、カプセルホテルのあるB1Fには浴場やサウナもあるとのこと。
部屋付きのお風呂も悪くないですが、地下の大浴場で疲れを癒すのもいいですね。
今回は1泊と短い滞在でしたが、望み通り鎌倉の紅葉と横浜の夜景を満喫できて大満足でした。
紅葉は地元でも見られるし、田舎暮らしに疲れるとは言いませんが、時折刺激が欲しくなるんですよね。
きっと、またこの景色に会いに来ます。
