
旅行の楽しみは、観光やグルメばかりじゃないですよね。
日常から離れて心ゆくまでのんびりと、心地よい湯に身を浸す時間も至福!
ダンナが温泉好きのため、時間を見つけては出かけるのが常となっています。
温泉の泉質は色々ありますが、私はやはり硫黄泉が一番好きです。
温泉に来た!という実感をくれる独特のあの香りも大好きだし、ポカポカ温まるし、白い(時に青い)にごり湯も風情がありますよね。
チェックインは3時なので、途中にある四季の里に寄り道。
四季の里でひといき

道路を挟んだゲートの反対側(駐車場がある側)の階段を降りた先はおみやげ屋さんになっており、福島みやげが所狭しと並んでいます。
店内は結構広く、試食も充実しているので、目でも舌でも楽しめます。
道路を渡ってゲートに入ると、奥の方に見える一番大きな建物は農園レストラン。
広々とした店内では、工場直送のできたてのアサヒビールが飲めます。
今回はダンナの運転で、飲めないのが不服そうなので目の前で飲むのはやめておきました^^;
時は7月。入り口近くにある浅い水場では、たくさんの子供や家族連れが水遊びをしていて楽しそうでした。
こちらの水は地下水を引いたものだそうで、ひんやりとして気持ちいいです。
私も手だけ浸してきました(^^)
噴水や水車もある広い園内を散策したあとは、一路玉子湯へ。
玉子湯へ到着!早速ひと風呂

チェックインしたら浴衣に着替えて、早速湯巡り開始。
内湯は男女別でそれぞれ2箇所あり、4階に大浴場、1階に小さなお風呂があります。
大浴場は天井が高くて広々、とても清々しています。
洗い場がたくさんあるところもポイントが高いですね。
観光で疲れた体を洗い流して硫黄の香りに包まれながら湯に身を沈めていると、心底ホッとして、玉子湯に来た、という幸せをじわじわ感じられるお風呂です。
今回は最初に、まだ入ったことのなかった1階の内風呂へ行ってみました。
浴槽のふちについた湯の花が、いくら流してもたまっていく、硫黄成分たっぷりの贅沢なお湯です。
洗い場は2つで、浴槽もこぢんまりとしているので、親子水入らずで入浴するにはもってこいのお風呂だと思います。
体を流し、硫黄の香りを堪能したあとは、お楽しみの外風呂に向かいます。

一番人気は、やはり外湯に出る玄関先の真ん前に建つ藁ぶきの湯小屋ですね。
空いているか、小屋の外に聞こえてくる声の様子や入り口のサンダルの数で、自分が入れる余地があるか確認してから入ります。

上は奇跡の1枚と言えるかも。
何度か入っているうち、一度だけ誰も入っていない瞬間に遭遇し、すかさずシャッターを押しました。
150年もの歴史がある趣あふれるお風呂で、後ろ側にすぐ脱衣所があります。
私は、最高8人で入っている場面に遭遇しましたね^^;
入れなくもないですが、やはりかなりの芋洗い状態になります。
日帰りの方もいらっしゃるので、そういう時は他の人に譲って、あとでのんびり入りに来るのが常です。
調べてみると、日帰りは料金800円、冬季は月曜と金曜、他の時期は水曜日に休みとなり、しかも1時間以内の利用とあります。
う〜ん、私なら時間内で外湯を全部回ろうとして焦っちゃいそうですね。
やはり宿泊して、じっくりのんびりお湯を五感で味わうのが向いているかも。
外湯は、他に男女入れ替え制の野天岩風呂と女性専用露天風呂、一番奥に足湯があります。
岩風呂は、どちらも広々としていて開放的で、実に気持ちがいいです。
女性専用の露天風呂もかなりの広さ。
建物自体の影がかかるので岩風呂ほどの開放感はありませんが、雨や雪、昼の日差しを避けたい時にいいと思います。
移動する時は服を着て、また脱いで、の繰り返しになりますが、浴衣なのでそれほど面倒でもありません。
内湯は24時間利用でき、外湯と足湯は朝6時〜夜10時まで入れます。
湯巡りを堪能した後のお楽しみは、もちろん夕食!
おいしくて大満足の夕食

玉子湯さんは、何と言っても食事がおいしいんです!
温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で持ってきてくれるのはもちろん、どれを食べても外れなしです。
素材が高価でないものでも、手間暇をかけているのが伝わってきて、その美味しさに、ついついお酒が進んでしまうんですよね。


他にもお造りや焼き物、天ぷら、デザートなどがつくので、かなりのボリュームがあります。
夕飯だけじゃありません。朝食だってこの品数!
いろんなものを少しずつ楽しめる朝食

朝から蒸し物や焼き物、温泉地に来たら外せない温泉卵など、いろんなおかずで舌を楽しませてくれます。
温泉で癒され、食事で心もお腹も満たされて、本当に幸せな気持ちに浸れるんですよね。
どのスタッフの方も対応が良くて、個人的には文句なしの5つ星です。
そうそう、私はいつもお食事処ですが、他にも囲炉裏食があるそうですよ。
今までのプランで十分満足だけど、一度食べてみようかな。
庭園も実は奥深い!
なお、今回は行けませんでしたが、庭園内の散策ができます。
玉子湯と書かれた庭石のある橋を渡って庭園に入ると、上に鳥居が見えます。

あそこを目指して、案内板に沿って上っていきましょう。

そして到着!


上りの角度がちょっと急なので、少し息が切れた覚えがあります。
見晴らしがいいですよね♪
でも、温泉神社だけでは終わりません。
案内板に、「散歩道」という表示があったことに気がつきましたか?
そう、散歩道の表示に沿って進むと、また素敵な景色に出会えるのです。


目の前が開けて、こんな広々とした草原に出ます。そしてそこには…

蓮池まであるんです。
この時も7月でしたが、上の方なので少し涼しくて、もうトンボが飛んでました。

とっても充実した散歩になるので、お時間がある時はぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
朝食前に朝風呂をバッチリ堪能して、朝食もしっかり食べて帰路につきました。
帰りがてら、お昼においしいラーメンを食べて行こうということになり、スマホで検索していたところ、ダンナが見つけてくれた先は、福島県福島市南沢又というところにあるラーメン屋・伊達屋さん。
ラーメン伊達屋さんで旅の〆
11時からの営業ということで、少し早めに着くからそれほど待たずに食べられるね〜なんて言いながら、すでに並んで座っている人たちの後に続いて座りました。
いざ開店してみたら、お店の人がボードを見ながら順番にお客を呼び店内に招き入れています。
私たちは呆然…。
全然気づかなかったのですが、ちゃんと先頭のところに順番待ちのボードがあったらしくて…。
結局、改めてボードに名前を書き、さらに30分待つ羽目に。
暑い日だったので、ちょっとダメージが大きかったです。
皆さんはボードに名前、書くの忘れないでくださいね〜。
そんな思いをしてようやくありつけたラーメンがこちら。

私はいつもの通り中華そば、ダンナはこのお店の人気メニュー、塩チャーシュウメンをオーダー。
透き通ったスープにトロトロのチャーシューで、麺との相性は抜群!
いつまでもすすっていたくなるこの味わい…暑い中待った甲斐がありました。
私はどストライクでしたが、ダンナは期待値が高かったためか、待つほどでもないという反応。
う〜ん、じゃ、次はぜひ私が塩チャーシュウ食べてみたいな。
何はともあれ今回も、日頃のストレスを癒してリフレッシュできた、いい旅になりました。
しかし、福島はいろんな泉質の温泉もあればおいしいラーメンも数々あって、奥が深いですね。
皆さんも機会がありましたら、ぜひ出かけてみてください。