
年末年始より長い連休となったロイヤルウィーク。過ぎてしまえばあっという間ですね。平日フルタイムで働いている身なので、こういった長期のお休みは、普段できない家のメンテナンスをしながらのんびり過ごしたい派の私ですが、外出好きのダンナが許してはくれません。と言っても、ダンナはあまり遠くへ行くのは好きじゃないんですよね(遠方は出かけて帰ってくるだけで疲れてしまうからだそう)。近場の旅行を提案されることが多いです。
最初、ダンナが群馬の相間川温泉に宿を取り、その近辺で立ち寄れるところを、ということで私が別の宿を探し、初の秩父へ出発する運びとなりました。ところが、諸事情あって相間川温泉をキャンセルし、5/3から秩父への1泊2日の旅行へ出かけました。
同行した母の提案で、関東一霊験あらたかだという評判の三峯神社を目指すことに。おそらく非常に混むだろうということで、朝4時起きして出発しました。

そう言えば、休みに入ってから常に朝はゆっくりしていた私。この朝焼けは令和になって初の眺めでした。

車内で、母のこしらえた明太子の半身が入った大〜きなおにぎりにかぶりついてあさげ終了。途中、羽生のパーキングエリアで休憩しました。あれ、何か雰囲気が違う…。しばらく来ない間に、小江戸情緒を感じる風景に一変してました。

道路は思ったより空いていて、三峯神社へも予定より早く着くかも♫などと余裕をかましていたところ、あと2〜3kmのところで突然の渋滞!しかも全然前に進む気配なし…。しばらくみんなで車に缶詰めになっていましたが、トイレに行きたくなった所で母と一緒に脱出、運転手のダンナを置いて駐車場入り口の様子を見に行きました。入り口は1箇所で、もうすでに空きがほとんどなく、出庫した車の後を1台1台誘導して停めていました。なるほど、進まない訳だ…。これから昼にかけてますます混むんだろうなぁ。早く来て正解でした。
だいたい1時間くらい経った所でようやく駐車完了。では早速神社へ出発!
霊験あらたか!三峯神社


ちょっと矢印が消えかかってますが、案内通り左手へスロープを上がって行きます。そして参道へ到着。


この像は狛犬やキツネではなく、狼だそうです。ろっ骨が浮き出ていて、独特な雰囲気がありますね。鳥居をくぐって参道を歩いて行きましょう。



三峯山と書かれた門をくぐってさらに砂利道を進むと、拝殿へ出ました。少し行列ができていますが、せっかくですから並んで正式にお参りしましょう。



しっかりお祈りをして、お札やお守りを買いました。毎月1日に配られていた白い「氣」守りが人気だそうですが、あまりに人気で大渋滞を引き起こし近隣や交通に支障が出たため今も休止されています。金運がありそうな鮮やかな黄色の開運守にも惹かれましたが、やはり氣守が欲しいな、ということで赤を購入。パッケージには「勇気・元気・やる気!!三峯山の霊気(パワー)を頂き勝利・成功へと導く御守です」と記載がありました。やはり気の持ちようは結果に大きく作用しますからね。

一通り参拝した後ぶらぶらしていたら、境内に日帰り温泉施設があるのを発見。


本当にツイていない時は、こちらのお湯に浸かれば、頭からつま先まで厄を洗い流してご利益を授かれそうです。調べたところ、12/15〜3/15には、通常11,000円のところを7,000円(いずれも税別・入湯税別)で泊まることもできるようですね。

こちらの神社は縁結びの神様で有名だそう。裏手に行くと、縁結びの木があるということで少し足を伸ばしてみました。小屋が設えられていて、そのすぐ後ろに生えている2本の杉がご利益のある夫婦杉のようです。すでに結婚している身ですが、人との縁だけでなく、願い事との縁も結んでくれるようなので、良いブログが書けますように、こよりをより合わせてしっかりお祈りしてきましたよ。
参道へ戻って、お土産屋さんを散策。おぉ、わらじカツ丼で有名な大島屋さんがある!でも、母がまだそこまでお腹が空いていないということで、山麓亭のお犬茶屋で、ダンナは三峰だんご、私はいもでんがくを各300円(税込)で購入。どちらも同じ山椒味噌が塗られていましたが、どちらかと言うとだんごの方が味噌の味を引き立てていて、よりおいしいと思いました。こちらのお団子はだんごの先におみくじが付いていたそうなのですが、食いしん坊のダンナは説明もろくに聞かずにかぶりついてしまい、吉凶わからずじまいに…^^;




のんびりと景色を満喫しながら駐車場を後にしましたが、いやはや駐車待ちの車の列の長いことと言ったら!来た道を戻るため下山しましたが、山の麓の方まで続いていました。一体何時間待ちになるのか…本当にこちらの神社は人気なんですね。氣守、ご利益ありそうだな〜!
街中に出てお昼を過ぎ、ようやく何か食べようと言う話になりました。蕎麦が食べたいね、と言うことで、雰囲気の良さそうなこちらのお店へ。
そばの里 たいこ亭でランチ


駐車場も結構埋まってましたが、すぐに席に通してもらえました。テーブル席は埋まっていたので、座敷席に上がり込み、私と母は鴨汁せいろそば、ダンナは海老入り天ざるそばを注文。



待つことしばし。鴨汁そばは熱い汁にざるそばをつけて食べるスタイルでした。早速一口。うん、鴨のだしが凝縮していて美味!


そば湯もいただき、もうお腹いっぱい!桜アイスはこの次にしましょう。レジに行くと、あっ、林家たい平さんのサインが!秩父出身の落語家さんとして有名ですね。

実家の駄菓子屋さんが近いそうで、検索してみると5キロほどのところにあるらしい。でも今回は、別に行く予定があったのでそちらには寄らずに先へ急ぎます。
5月と言えば桜が終わり、芝桜の季節ですね。羊山公園の芝桜が有名なので行ってみようと母が太鼓亭のおかみさんに聞いてみた所、ものすごく混んでいて、臨時駐車場ができているほどなので、早めに行ってみた方がいいとのことでした。思わず、前回行った福島の花見山公園での光景がチラつきました…。一応、そちらの方面へ向かいはしましたが、芝桜は自分の地元にも有名な公園があり、以前住んでいた家の庭にも咲いていたので特段行かなくてもいいんじゃないかと思い始めました。母などは一度来たことがあると言うことで私と同意見。という訳で、羊山公園を回避して秩父ミューズパークへ出かけました。こちらも広い公園。ところが行ってみると、こちらが羊山公園行きのバスの発着所になっていました。
羊山公園の芝桜
ダンナがせっかく来たんだから、芝桜を見に行こうよ、と主張するので、結局シャトルバスに乗ることに。こちらは無料で利用できました。帰りはカタカナの「ミ」と書いてあるバスに乗って帰ってきてくださいね、と教えていただき、車内へ乗り込みました。本当に暑い日だったので、クーラーのきいた車内で癒されました。その後結構長い時間…30分くらい揺られていたでしょうか、ようやく羊山公園に到着。バスの発着所から芝桜の丘まで歩くことに。この日、日傘を忘れた母は東屋で待機し、私とダンナで向かいました。

芝桜の丘の入り口で、入場料1人300円を支払い、いざ中へ。あれ…まだ少し満開には早かった?

でも場所によってはいい感じに咲いてる場所があったので、頑張って撮って来ましたよ!






南の端まで来た時、武甲山を望むことができました。雄々しい感じの、かなり特徴がある形の山ですね。

さて、母の待ってる東屋に行かなくちゃ!でも出口がたくさんあって、適当に出たら東屋を通らず、直接バスの発着所に出てしまいました。母に電話して、停留所まで来てもらい、再びミューズパークへ向かいました。
さて、3時を回り、今宵の宿へ向かう時間です。ミューズパークにほど近い、民宿すぎなさんにお世話になりました。
今夜のお宿:民宿すぎな



口コミで部屋が広くて眺望がいいことは知っていましたが、おお、さっき芝桜の丘で眺めた武甲山が!


あのトガった形、かっこいいなあ。


暖かい季節になってきたので、あえて障子などを取っ払ってあるのでしょうね。とても開放的で広々、田舎のおばあちゃん家に遊びに来たような感覚に陥りました。

こちらのお風呂は温泉ではありません。しかしこちらも8人くらいなら余裕で入れる縦長の広々した浴槽。鏡もピカピカに磨かれ、清潔感に溢れた気持ちの良いお風呂でした。さて、6時からお待ちかねの夕食。個室に通されました。民宿なのでお品書きはありませんが、おそらく全て地産地消のものでしょうね。



ヤマメの煮付けは、頭から食べられるよう柔らかく炊き込んでありました。カルシウムが丸ごと摂れますね。豚肉は生姜焼き風味でした。家庭的な料理でしたね。ダンナと母はビール、私は地酒の秩父錦の辛口を合わせました。
部屋に帰る前に、ロビーに自由に飲めるコーヒーメーカーがあるのを思い出し、いただいてきました。それから再び軽くお風呂に浸かりました(入浴は夜10時まで)が、朝4時から活動していた疲れもあり、この日は早々と就寝…zzz
翌日は6:30からお風呂に入れるので早速利用し、朝食は昨日と同じ個室で8時からいただきました。






朝のおかずは、なぜか1品ずつ撮りました。量が多すぎず少なすぎずでちょうど良い塩梅。私は夕食より朝食の方が口に合いましたね。
宿をチェックアウトして、長瀞の川下りを目指しましたが、なにせ天気の良いのが災いして、とんでもない混みよう。2時間後の11時にならないと乗船の予約が取れないと言うので、長瀞駅近くの別の船会社に向かいましたが、川下りを運営する会社が色々ありすぎて訳が分からなくなってしまい、加えて駐車場がどこもいっぱいだったので断念。じゃあ、どこへ行こう?
そういえば、せっかく旅行に来たと言うのに温泉に入れていないじゃないか、と言うことで、日帰り温泉に入ることに。とはいえ長瀞まで下って来てしまっていたので、どうせなら帰り道にある、最初に行く予定だった相馬川温泉に行こうかと言う話になり、群馬県へ向かいました。
日帰り入浴:群馬・相間川温泉ふれあい館
相間川温泉には、せせらぎの湯とふれあい館の2つの日帰り施設がありました。最初は施設の新しそうなせせらぎの湯に入ろうかと思いましたが、駐車場がいっぱいなのと、入場料が高崎市民以外は710円と結構なお値段。対して、ふれあい館は高崎市民以外でも510円とのこと。そもそも、ダンナが泊まりたがったのが宿泊施設も併設するこちらのふれあい館だったので、ふれあい館にお邪魔することに。





ちょうどお昼時でもあったので、まずは腹ごしらえ。私は軽くざるそば、母とダンナは限定20食の釜めし定食をオーダー。

釜めしは注文後作り始めるので30分ほど待つ必要が。で、いざ来た釜めし定食がこちら。


待った甲斐がありました!と言うべきでしょうね、この具沢山ぶり。日帰り温泉施設の食堂メニューなので、正直な話、大して期待していなかったのですが、母もダンナもおいしくて大満足でした。
そしてお待ちかねの入浴タイム。

海辺の温泉などによくある塩化物泉なのですが、こちらのお湯は濃い!色も湯の花も茶色で、石油のようなにおいがします。でもこれが、実に効くんですよ。昨日からの疲れがやっとここでほぐれた、と言う実感が3人3様ありましたね。ダンナは近々また来たいと言っていました。上の写真の左横に書いてある川柳の通り(^^)


しかし、温泉を満喫して帰ろうとしたところ、天気雨に遭遇。でもまぁ、空が明るいしすぐ止むさ、と思って先を急いだところ、交通事故があったらしく渋滞に巻き込まれてしまいました。加えて、天気雨だったはずが、だんだん空が真っ暗になってひょうまで降ってくる始末。しかも、かなり激しい!車体が凹んでしまいそうな勢いで、1時間以上降り込められました…渋滞で逃げようもなかったし。


あとでニュースでもやってたけど、東京でもひどかったらしいですね。天気がいいと、こういう思わぬ反動があるので厄介ですね。
ひょうにはやられましたが、1泊2日とはいえ、充実した旅行になりました。今年は木や花、山々など春の風景を満喫できた気がします。さて、次はどこへ行こうかな。
