
さて3日目。
今日もおいしいバイキングで1日を始めます。

この日は意図的に予定を入れないでおきました。
せっかくはいむるぶしに来たのだから、園内散策もしたいし、小浜島に泊まっているのだから小浜島自体の散策もしたいですし。
滞在中の3日間、ずっとお天気に恵まれて申し分なかったのですが、とにかく暑かったです。
この日も、島巡りを午前中にするか、それとも園内散策を先にするかで迷いました。
でもきっと、午前中の方がまだ涼しいよね…ということで、先に島巡りをすることに決定。
電動アシスト自転車で小浜島巡り
前日ビーチに行った帰りのカートで一緒になった方に、坂のアップダウンが激しいので、自転車よりバイクで行った方がいいとアドバイスされました。
そこで、バイクを借りられるか聞いたところ、道の凸凹があるので、乗り馴れた人でないとお貸しできない、とのこと。
普通免許は持っているけど、スクーターにすら乗ったことない私は当然NG…。ということで、電動アシスト付き自転車(1時間700円)を借りることにしました。
ちなみにバイクは1000円、自転車(ママチャリ)は400円(いずれも1時間単位)で借りられます。
島内の地図を受け取り、いざ出発!
とはいえ、ここでも地図の読めない女の本領発揮、連れと目指す方角の認識の相違でもめ、やっぱり違うじゃんと行った道を引き返し…なんてことを何度か繰り返す羽目に。
小さな島なので、迷走しながらも1時間半で十分探索できました。
もちろんシュガーロードと、こはぐら荘はバッチリ押さえました。

シュガーロードは、さとうきび畑よりも、普通の畑や、牛やヤギの放牧場の印象が強かったです。
ちゅらさんがやっていた2001年から、かれこれ20年近く経つのだから、変わってしまっても致し方ないですね。


こちらでは年末年始などの祝い事の際、ヤギを食べるそうです。
そのためか、あちこちで飼われているのを見かけるんですよね。
う〜ん、ヤギってどんな味がするんでしょう…。調理の仕方にもよりますけど。
広くはないけれどまっすぐな道が多く、確かに上り下りはありますが、電動アシスト付きだったので楽でした。
初めて乗りましたが、電動アシスト、便利ですね。
坂道を自転車で駆け下りた時、「ああ、夢が叶った!」と幸せで胸がいっぱいになりました。
まさに私は、この南の島の風の心地よさを全身で感じに来たのですから。


いつもお世話になっているフェリー乗り場にも立ち寄り、マングローブの並木を眺めながらはいむるぶしへ戻りました。

1度部屋に帰り、軽く昼食をとってから、今度はレンタルカートを借りに出向きました。
レンタルカートではいむるぶし1周
レンタルカート受付の近くに、水牛やヤギ、ウミガメ、カモなどが飼われています。
特にウミガメ、かわいかったですね。
通れないようになっている柵に、無表情で何度も諦めずに体当たりを食らわせていました…自由になりたいと言う本能ですね。
何だかいじらしくて、目が離せませんでした。


はいむるぶしで時忘れ(1)でご紹介した通り、レンタルカートは長く借りれば借りるほどお得です。
しかし、私たちはこの3日目までレンタルカートのパンフレットをよく読みもせずにいたので、時すでに遅しでした。
カート受付の人に聞くと、園内をぐるっと回るだけなら、小1時間あれば十分とのこと。
とりあえず1時間利用でレンタル。

まずは昨夜、降るような星を眺めたビーチへ。
夜はほとんど様子がわからなかったけれど、エメラルド色の美しい海が開け、どこまでも白い砂浜が広がっていました。
ビーチベッドに改めて寝転がってみましたが、昼夜どちらも最高!
先ほどの島散策の疲れもあり、いっそのこと海風に吹かれて気持ちよく昼寝でもしたい気分でしたが、カートのレンタル時間の関係で断念。


次に、パンフレットで気になっていたサンセット広場へ向かいました。
広々とした東屋に大きなハンモックが2つかかり、眼下に海が見渡せる場所でした。
西に面しているからサンセット広場なんですね。
でも夕日を眺めるには少し時間が早過ぎました。

さらにカートを走らせると、水牛の池に出ました。
あれ、もう1周しちゃったんだ。
確かにサッと巡るだけなら、1時間かからずに回れました。
初日、2日目とも、部屋から夕日を見るチャンスはありませんでした。
今日が最初で最後。
雲はかかっていましたが、沈む真っ赤な太陽を感慨深く見届けました。
ああ、自由で楽しい時間が過ぎるのは、いつだってあっという間ですね…。

はいむるぶし最後のディナー
最後のディナーはグリルダイニングにしました。
はいむるぶし内のレストランはみんな雰囲気がいいですが、グリルダイニングは店内のあちこちに灯る青いライトが印象的なお店です。

せっかくですから、はいむるぶしのオリジナルプレートとうたっている、スペアリブwithパイナップル炒飯をいただきました。
スペアリブのソースは甘めのバーベキューソース。
パイナップルの甘みと酸味が効いた、炒飯との相性は抜群で、ボリューミーですが美味しく完食しました。


島唄のライブをこの日も拝聴。
曲は「涙そうそう」でした。
夕日を隠していた雲がまだ残っているらしく、昨夜ほどは星がはっきり見えないけれど、それでもぜひ星空を眺めにお出かけくださいとのこと。
昨日のうちに見ておいてよかった〜。
それにしてもああ、まだまだ帰りたくないよ〜!
明日はまた長い帰宅の途につくので早く寝なければなりません。
頭ではわかっていても、名残惜しさでなかなか寝付けませんでした…。
最終日、短時間でも石垣島散策
石垣島から羽田へ直行便で帰ります。
めちゃくちゃ後ろ髪を引かれながら、はいむるぶしを後にしました。
また来るよ!
フライト前に石垣島の川平湾に行きたかったのですが、たまたまバスが出てしまった直後で、その後は1時間近く待つことになり、そうすると飛行機には間に合わなくなってしまうので断念。
フェリー乗り場から歩いて行けるユーグレナモールへ向かいました。
この3日間で会社の人や家族へのお土産をほぼ買ってしまっていたので、自分用のお土産を連れともども探索。
ユーグレナモールで行く道すがらも、Tシャツ屋さんやらガラス細工、貝細工のジュエリー、生きのいい魚を出してくれそうな和食屋さん(⬅︎これはお土産じゃないけど)など、いろんなお店をちょこちょこ覗きながら向かいました。
そんなこんなでフェリー乗り場から10〜15分ほど、スーツケースを引きずりつつユーグレナモールへ到着。
いろんなお店を行きつ戻りつ、店員さんとのやりとりを楽しみながら、海ぶどうやTシャツ、ウィンドチャイムなどを購入し、フェリー乗り場へ戻りました。
雨の多い石垣島、この短時間の間にも天気雨にしっかりあいました。
石垣空港への直行バスがない時間帯だったので、路線バスへ乗り込みました。
バス内でかわいらしいおばーに遭遇。
私のスーツケースの置き方だとバスが止まるたびにコロコロタイヤが転がるからと、親切に直してくれました。
こちらの方は、タクシーの運転手さんもバス会社の人も、町の人も、出会う人みんなが自然体で優しいですね。
天候の暖かさと、のんびりした島時間がそうさせているのかしら。
50分ほどかけてのんびりと、町を眺めながら石垣空港へ到着。
お昼にちょうどなった頃でしたが、石垣空港には空弁がなく、小さな空港のため、飲食店も思ったよりありませんでした。
空弁が好きなので、ぜひ置いてもらえると嬉しいのですが…。
カフェとしては、空港1階にスタバが入っており、2階には牧場直営のソフトクリームが売っています。
デザート代わりにソフトクリームを1つ購入しましたが、ミルクが濃厚で美味しかったです。
羽田には18時過ぎの到着予定でしたが、便の遅延や手荷物の遅配で、実際に空港を出たのは19時にずれ込みました。
手荷物を待っている間に、連れと交代で半袖からこちらの11月の気候に合った服に着替えておくべきでした。
気温27度の世界から、コートにマフラーぐるぐる巻きの気候へ戻って来たのですから。
これから行く人の参考になれば…
今回持参して良かったもの
・サンダル
海水浴の季節ではありませんでしたが、ビーチで足を水につけたりもしましたし、大浴場に行く時や、ちょっとつっかけで出かけたい時などに重宝しました。
ビーチサンダルだと鼻緒の当たるところが痛くなってしまうし、海水に流されても困るので、下の写真のようなベルトがついたクロックス型がいいと思います。→アマゾンで購入
・カップラーメン類
小浜島にはコンビニがないと聞いていたので、ちょっとした軽食は持参した方がいいと思い用意しました。
結果、初日は到着が遅くてレストランの予約が難しく、加えてそれほど食欲もなかったので早速役に立ちました。
また、ハイシーズンに1度はいぶるむしに来たけれど運悪く台風に見舞われ、2泊するところを1泊キャンセルして石垣島に戻り、カップラーメンを買い集めてビジネスホテルに缶づめになった、という方もいました。
そこまでの緊急事態でなくても、いざという時のために2つくらい持って行くといいかも知れません。
・おすだけベープ
ベープはフロントで貸し出しもしてくれるようですが、面倒なので家から持参しました。
滞在中、少し玄関を開けていた隙を狙って蚊らしきものが部屋に入り込んでしまい、念の為壁やベッド下などに入念にスプレーしておいたところ、刺されることもなく済みました。小さいのでかさばりません。
・日焼け止め
季節に関係なく準備した方がいいです。
日差しも紫外線も、11月だというのに結構強いので、日焼けしたくない人はSPF50を用意しましょう。
・折り畳みの晴雨兼用傘
日差しが強いので、日焼け止めの効果が薄れて心配な時や、突然のスコールに対応できます。
軽量で、遮光性に優れたタイプがいいと思います。
持ってくればよかったと思ったもの
・あごひも付きの帽子
日よけ帽は持参しましたが、サイクリング中やクルージングの時には、風に飛ばされてしまうので使えませんでした。
あごひもが付いているものの方が使い勝手がいいと思います。
・航空引換券など、書類をまとめて入れておける貴重品入れ
パンフレットや領収証、利用控えなどいろんな紙類が滞在中増えていきます。
その管理用に、これから使うもの、控えとして保存しておくものとわかりやすく仕分けておけるグッズがあるとよかったと思います。
海外旅行用のものがあるなら持参すると、きっと重宝します。
はいむるぶしを知ったきっかけ…ずっと前に、OL二人が金曜の夜、残業して仕事を片付け、頑張った自分へのご褒美として、はいむるぶしに出かけてリゾートを楽しみ、リフレッシュして日常に帰る、といった内容のテレビCMを見た記憶があります(ちょっと記憶が曖昧ですが)。
その時に、パスポートがない分海外より気楽に行けるし、日本離れした景色に癒されそうだな、と感じました。
チラッと思った程度だったと思うのですが、行きたい気持ちは長いことくすぶっていたんですよね。
今回思い切って出かけてみて、美しい星空やどこまでも澄み渡った海をのんびり眺め、心地よい風に身を任せ、心身共にリフレッシュすることができました。
行けるうちに行っておく、が私の旅のモットー。
これからも、行ってよかった旅行はどんどんご紹介していきたいと思います。

↑3日目の早朝、お風呂に向かいながら撮影した朝焼けです。
本当にいい旅でした。
※メニューや料金は2018年11月時点のものです。